思い出のモノが捨てられない。そのお悩み、よく聞きます。
でも安心してください。
思い出のモノを片づけるのは、片づけ祭りの最後の最後、家にある衣類も書類も一枚いち枚きちんと向き合ってときめきチェックを済ませている段階です。小物類のチェックも済ませて、片づけマインド・スキル共に上がりに上がった頃なので、気持ちとモノとの区別はついています。優しい気持ちで、最後の片づけカテゴリーを楽しんでいただけたらな、と思っています。
今朝はなんとなく、大好きなキャンドルスタンド をきれいに洗ってみました。
思ってたよりも汚れてて、やさしく洗ったら、真っ白になりました、、、。
これは私の思い出の品です。
フランスに居た時に大好きなあるマダムにいただいたもの。
リモージュ市の名窯「HAVILAND(アビランド)」ののもでした。
フランスから一か八かでスーツケースに入れて(!)持って帰ってきた、というのもいい思い出ですし、引っ越しの度についてきてもらっています。
とっても薄くて、繊細で、昼間の白さも大好きですが、
キャンドルを灯すとやわらかいオレンジ色にうっすら柄が浮き上がって、、。
毎日灯すわけではないのですが、時々灯す(主に自分が弱った時に)と自分が特別に大事にされている人間のように思えるのです(笑)。
そしてその度に、薄くてうっかり割ってしまいそう!と緊張感が走るのですが、それがこのプレゼントをいただいて始めて手にした時の感想とまったく同じなので、毎回そのマダムのことも思い出します。
手にする度に、あったかい気持ちと、会いたいなって気持ちと、元気かな?私は元気ですよ、このキャンドルホルダーも大事に使っいますよって、「こころの手紙」がしたためられるのです。
◇思い出のモノを見極める時◇
私自身が思い出のモノを見極める時の「ときめき」を無理やり分析すると、以下のような多角的なチェックの末に残すに至る、という結果になります。
モノとしても好き+今使っている +今の自分が元気になる+いただいた方へ思いをはせることができる
大事なポイントは「未来に作用するか?」ですね。
ここでこんまり先生の「人生がときめく片付けの魔法」P161を見てみましょう
大切なのは、過去の思い出ではありません。その過去の経験を経て存在している、今の私たち自身が一番大事だということを、一つひとつのモノを向き合うことを通じて、片づけは私たちに教えてくれます。
空間は過去の自分ではなく、未来の自分のために使うべきだと、私は信じています。
「人生がときめく片付けの魔法」近藤麻理恵著
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